トレーサビリティとは

トレーサビリティ(Traceability)とは、「トレース(Trace:追跡)」と「アビリティ(Ability:能力)」を組み合わせてできた造語で、「追跡可能性」と訳されます。製造業界では、部品や生産品について、材料や製造過程の履歴を追跡可能な状態にする仕組みのことを意味します。

トレーサビリティ由来

トレーサビリティの仕組みは、戦前から日本で利用されている、「製番管理」や「追番管理」と呼ばれる生産管理の手法が基礎となっています。

しかし「トレーサビリティ」という言葉が使われるようになったのは、2003年にアメリカで発生した狂牛病問題が起因しています。

日本では翌年に、狂牛病問題への対策として、「牛の個体識別のための情報の管理および伝達に関する特別措置法(通称「牛肉トレーサビリティ法」)が施行され、これをきかっけに「トレーサビリティ」という言葉が日本中に広まりました。

トレーサビリティの必要性

牛肉トレーサビリティ法は、牛に個体番号を付け、情報を一元管理し「安全安心な牛肉の流通を確保」を目的とした仕組みです。

製品への「安全」「安心」に対する意識は製造業においても、年々高まっており、製品トラブルへの事前対策は必要不可欠です。

仮に、製品に欠陥や不具合があった場合、製品回収や原因究明などの迅速な対応が求められますが、トレーサビリティを導入することで、製品ごとに個体情報を管理が可能となり、製造過程の履歴データが発生原因の特定に役立ちますし、同ロットで生産された製品の回収やリコールへの対応も迅速に行うことができます。

トレーサビリティ導入メリット

仕様概要

当社のトレーサビリティシステムでは、生産情報や計測結果やOK/NG判定などの情報をPLCからPCへ取得し、データ分析や画面への表示、またデーターベースへの記録を行います。

検査工程においては、検査計測値や判定結果だけでなく、閾値(しきい値)・基準値などを試験内容を合わせて登録することもできます。
ネジ締め装置、見える化システム、品質管理システムと連携可能です。

トレーサビリティ(個体単位)

組立工程や検査工程などでは、各製品の個体番号を、QRコードやIDタグより読取り、作業履歴や試験結果、使用部品などの情報を個体番号と紐づけて管理できます。

トレーサビリティ(ロット単位)

成形や加工工程などでは、各設備の稼働状況や計測値のデータを取得し管理できます。また生産品へ管理番号をQRコードで刻印し、各種データとの紐づけが可能です。

<取得データ例>

計測値
 電圧、電流、電力、圧力
 測長値、振動、流量

サイクルタイム

作業履歴、作業開始/終了時間

試験結果、試験内容

ネジ締めデータ

画像処理データ

エクスポート機能
エクスポート機能(トレサビ)

データをExcelファイルへ出力できます。

バックアップ機能
バックアップ機能(トレサビ)

データベースのバックアップ、サーバーの予備機の構築など、サーバーの障害時への対策も可能です。

タブレット対応
タブレット機能(トレサビ)
タブレット端末(Wi-Fi経由)でデータの閲覧できます。

導入事例

射出成形されたアルミ部品履歴管理
従来から使用中の射出成型機の制御盤より、成型時の速度・圧力などの情報を取得して生産情報の履歴を管理します。
また製品の検査データとも併せて一括管理が行えます。
付帯設備として、2次元コードの読み取り装置、刻印機も設計製造も行っております。
トレーサビリティ導入例

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